会社の仕事が終わってすぐ、私は他の先輩社員と一緒に、パーティー会場のホテルに向かいました。
大きなホールを借り切ってのパーティーは規模の大きいもので、多数の客が招待されていました。
私は受付を済ませたものの、勝手が分からず、先輩達の後ろに付いて歩いたのです。
真奈美さんは何処にいるのかな…
私は時々、所在なげに周りを見渡しました。
「川島さんも来てくださったんですね」
横から私を呼ぶ声に振り向くと、2つのグラスを手に持った真奈美さんだったのです。
艶やかな黒髪と、彼女が身に付けたスーツから漂う知的な雰囲気は、22才の私にとっては眩しい程に大人の女性を感じさせるものでした。
私は密かに彼女に対して、淡い心をときめかせたのです。
すぐに他の先輩社員達が真奈美さんを取り囲みました。
私はもっと彼女と話がしたかったのですが、先輩達と真奈美さんの会話の輪に新入社員の私が横から入る訳にもいかず、少しの距離を置いて彼女を見つめていました。
整った顔立ちと柔らかな唇…
張りのあるラインの胸…
スカートを纏う美しい脚の線…
私の中に押し込んでいた性の欲望が、彼女をその対象として次第に込み上げて来たのです。
一年半近くも女性との性的な交わりの無かった私にとって、彼女の凛とした美しい立ち振る舞いが、抑圧された若い願望を掻き立てたのです。
男だったら誰だって彼女の体を…
あの衣服下に隠された彼女の肌で想いを遂げられたら…
私は若い性の願望を視線の先の真奈美さんに向けながら、彼女から手渡されたグラスに口を付けたのです。
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