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貴婦人 (1/5)

私が初めて沢田貴子さん(仮名にさせて頂きます)に出会ったのは、夫婦交換の世界を知って暫らく経ってからのことでした。

妻が初めて私の目の前で抱かれた相手の男から、沢田さん夫妻を互いの夫婦交換の相手として紹介してもらったのです。

年上の女性に惹かれる私にとって、落ち着いた大人の雰囲気を漂わせる2才年上の彼女の姿は、性の対象としてだけではなく、一人の女性としても魅力を感じるものでした。

小さいながら品の良いアクセサリーのセンスや、控え目な部分と毅然とした部分を併せ持つ仕草は、男の目を引き付けるだけでなく、淫らな願望を掻き立てる雰囲気を漂わせるものでした。



夫である沢田さんは貴子さんよりも3才年下で、小さいながら商社を経営している青年実業家とでも言うべき方でした。
男性である私から見ても申し分のない容姿と社会的な地位を得ている彼に、少しだけ卑屈な感情を感じたのです。

私には、そんな沢田さんを夫に持つ貴子さんは、家庭的にも経済的にも、何不自由ない生活をおくっているように見えたのです。

何故、沢田さん夫婦は互いの夫や妻を他人へ…
貴子さんのような人が、本当に夫の見ている前で他人と…



誰でも思うであろう率直な疑問を、夫婦交換を経験した私が感じたとしても当然なことかも知れません。それが私が沢田さん夫婦と出会ったときに、一番最初に感じたことなのです。

「ねえ… 貴子さんて貴婦人みたいな感じで素敵だね… 」

初めて彼女と逢ったレストランで、妻はこっそり私に耳打ちしました。私が感じていた印象と全く同じことを妻から不意に言われたことが、高鳴る心の中を見透かされているようで焦ったのです。

「うん… そんな感じかな…」

妻の手前、それ程は貴子さんに興味を持っていない素振りをしながら、胸の鼓動を妻に察しられないように振る舞ったのです。

今なら、少しは上手に妻が嫉妬する言葉を言えるかも知れませんが、当時、夫婦交換の経験が僅かな私にはそのような余裕はなかったのです。

そのような私と貴子さんとの出会いや、その後の関係について、数回に分けて書いてみます。

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貴婦人 (2/5)

<前ページより>

その日は初対面ということもあり、四人で食事をするだけの予定で沢田さん夫婦と逢ったのです。
相手を気に入れば先方にその事を伝え、お互いが同意したら日程を調整して再会し、夫と妻を交換をする約束でした。

沢田さんが予約してくれたレストランで食事をしながら、テーブルを挟んで目の前にいる貴子さんの姿に、私は密かに引き込まれていきました。



貴婦人のような人妻を抱きしめ、男としての性の欲望を心ゆくまで満たしたい…
貴子さんの体を他人の私が奪い取り、思いのままに愛したい…

沢田さんは私の妻を一目で気に入ったらしく、夫婦4人で近郊のアウトレットへ買い物に行く計画を、次回がある前提で妻に話していたのです。それは彼女へ夫婦交換の同意を伝える、あからさまな意思表示でした。

妻も彼に好感を持っているようで、私に対して予め決めたサインで密かに同意を伝えてきたのです。

夫の私から見ても、沢田さんなら妻の体を差し出しても構わない… 彼女の全てを愛して欲しいと思える方でした。
彼の欲望を私の妻で満たして欲しい、由香里自身も彼と結ばれることで、新しい悦びを知ることが出来る筈だ… 食事をしながら、心の奥ではそんな事を想っていたのです。



ですが、私には気掛かりなことが一つだけありました。

沢田さんからの積極的な誘いは、奥様である貴子さんからの同意を確かめた上での事なのか…

私はその事を気にしながらも、努めてその場の会話が弾むように気を配りました。

あとは貴子さんの同意さえあれば、夫婦交換が成立する…

時折、淫らな想像がフラッシュのように頭をよぎります。
食事をする貴子さんの胸の谷間に露わな欲望を感じたり、彼女の口元に私自身の強張りを重ね合わせたり…

慌てて平静を装い、何食わぬ顔で会話の続きに参加したのです。

食事が終わり、店の外へ出てから街の灯りに照らされた通りを暫く四人で歩きました。すれ違う他の人には、私達が今夜会った理由など知る由もないことでしょう。

私は未だ、その秘密の顔合わせの答えを知らされていないのです。
貴子さんの様子を横目で気にしながら、込み上げてくる苛立ちに似た感情を押し殺していました。

「もし宜しければ、次回のお約束をさせて下さい」

地下鉄の駅に入る階段の踊場で、沢田さんは妻にまるで告白でもするように打ち明けました。

貴子さんは笑みを浮かべながら「それはご主人にお伝えすることでしょ」と私に顔を向けます。

「こ… こちらこそ、よろしくお願いします」

私も慌てて、沢田さんにではなく貴子さんに返事をしてしまったのです。

混雑した改札の入り口で沢田さん夫婦と別れ、私達は別の路線の改札へと向かいました。



「貴子さんが綺麗な人でよかったね」

妻は明るく笑いながらも、何かを確かめたげな表情で私の顔を覗きこみます。

もしかしたら妻も私に嫉妬しているのかな…

詮索の誘い水にのらないように気を付けながら、次に会う日への期待で締めつけられる胸の高まりを妻に隠したのです。

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貴婦人 (3/5)

<前ページより>

沢田さん夫婦と逢う約束は、翌週の金曜日の夜に決まりました。
ホテルでお互いの夫婦を交換し、別々の部屋で愛し合うことにしました。その後は途中で部屋を訪問し合い、互いの交わりの姿を見ることにしたのです。

沢田さんから、避妊について提案されました。一回目の交わりは、相手の奥様の中に射精しない条件で、避妊具を付けないことにしたのです。
初めての相手ですが、お互いを信頼しあえると確信出来たので快く了承しました。
もちろん、私自身が貴子さんと直接交わりたい気持ちがあったことも理由です。



二回目からは、最初に放った精液が男性器の中に残ることから、妊娠のリスクを避けるために避妊具を使うことにしました。
全て沢田さんの段取りにお任せしましたが、細かな気配りなどから、相応の経験を積まれていることを思わせます。

「ねえ… あなたの貴婦人は今頃、旦那さんと二人で… 」

灯りを消した寝室の中で、傍らに寄り添う妻が、からかうように笑みを浮かべながら私の顔を覗き込みます。

妻は貴子さんと初めて合って以来、彼女の容姿をなぞらえて「貴婦人」と呼んでいるのです。
嫌みを含んでいる訳ではなく、私を彼女に寝取られることへの嫉妬の裏返しなのかも。

「ん… どうかな… もしかしたら沢田さん以外の男かも」

私はあえて自虐的な答えを妻に返しました。

「ということは… 沢田さんも他の奥さんとかな…」

わざと冗談混じりの仕返しの言葉を妻に返し、彼女の様子を伺います。

「ふーん… もしかしたらそうかもね」

妻の言葉じりには、ほんの少しだけ不満な響きが含まれていました。
沢田さん夫婦についての会話は、私と妻に明後日の約束… 夫婦を交換する日が間近に迫っていることを強く思い起こさせたのです。

仕事中もその事が気になり、妄想にふけることもありました。日常の生活が手に着かなくなる気がして、暗黙のうちに妻とはその話題を避けていたのです。
今夜、その封印を開けたのは妻でした。
私の下腹部は貴子さんの体を欲しがりながら強張りを増し、呼吸の間合いが無くなる程に息が乱れたのです。



私は布団を押しのけ、自分の下着を引き下ろして妻に腫れ上がった肉茎を晒しました。

「由香里… 舐めて… 沢田さんのだと思って舐めて…」

妻は私の衝動的な哀願を、無言のままで受け入れてくれました。
勃起に手を添え、頬摺りのように顔で触れた後、唇を肉茎の先に重ねたのです。
柔らかく、愛おしむようなその動きは、滴る先走りの粘液で糸を引きながら、ゆっくりと妻の口内の奥深くへと沈み込んでいきました。

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Author:川島ゆきひと
東京都内に住む30代の会社員です。

数年前に、ある方と知りあったことをきっかけに、寝取られと夫婦交換の世界を体験しました。

それ以来、愛する妻が他人に抱かれ、相手の望みを受け入れる姿の虜になってしまったのです。

そんな私の想いを、エッセィとしてこのブログに書き綴ります。

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