真奈美さんは人差指と中指の先で袋に触れながら、残りの指で茎を握ります。彼女は私の顔を見つめながら、その手をゆっくりと動かしたのです。
少しずつ、柔らかく、滑らかに這う指先は、私がそれまでに経験したことの無い慈しみに溢れていました。
露のように滴る先走りが、真奈美さんの手の内側を濡らします。
粘液に光る指と手のひらが、亀頭の敏感な先に触れながら、真綿のように包み込みました。
私は早まる息を漏らしながら、まとわりつく淫らな指の動きに、あられもない姿で身を捩らせたのです。
清楚で美しい指先が、こんなに艶かしい快楽を与えてくれるなんて…
ああ… もっと… お願いだ、もっと欲しい…
彼女が与える溶けるような至福の更なる施しをせがみ、私は体を反らしながら下腹部を突き出したのです。
それは堪え切れずに自らが晒す、悦楽に溺れる恥辱の姿でした。
昨日まで密かに思い描いた身の程知らずな思惑と企みは、今はただ強張りを包むように這う真奈美さんの指先に身悶えているのです。
「川島くん… 感じてる?…」
耳元で囁く真奈美さんに、私はただ頷くだけしか出来ませんでした。
彼女はさらに唇を耳に押し当て、微かな淡い声で呟きます。
「毎日… 一人でこうしてたの?…」
私は無言のまま息を荒げます。
「相手は私かな?… 」
思わず彼女の口元から耳を離し、紅潮した顔を真奈美さんの目線から逸らしました。
思い通りの反応をする私に彼女は悪戯の笑みを浮かべ、ベットの枕元に置かれたテイッシュを取り、指に着いた透明な粘液を拭き取りました。
真奈美さんは私の肩に両手をのせ、そのまま一緒にゆっくりとベットの上に横たわりました。彼女は秘部を手で隠しながら両膝を曲げ、少しづつ脚を開きます。
あまりに美しく淫らな姿…
願望と現実の境界すら見失う程の艶めかしさ…
私は強張る茎を握り締めながら、彼女の側に近付いたのです。
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