<前ページより>
貴子さんは、二人の姿に立ち尽くす私の手をとり、二人の枕元へ歩み寄りました。
「川島さん… 由香里さんへの想いを二人に見せてあげて…」
貴子さんは笑みを浮かべながらそう言うと、私のバスローブの紐を解いたのです。
裾が左右に開き、張り詰めた茎が由香里と沢田さんの前に晒されました。
妻と他人の露わな交わりを目の当たりにし、嫉妬と羨みに身悶えながら、欲望の茎は脈打つように反り返っているのです。
貴子さんは片手を私の腰にまわして体を密着させ、もう一方の手で強張りを握り、由香里の目の前でゆっくりと動かしました。
光に包まれた虚ろな妻の目線は、突き出された亀頭の先端に注がれています。
つい先程まで、他人の妻の膣壁を愛した膨らみは、その彼女自身の手の中で、背徳と不貞がもたらす淫靡な快楽に溺れるかのようです。
「私も隣りの部屋で… 川島さんの勃起をあそこの中に…」
貴子さんは夫である沢田さんに、私達の交わりを告げました。先程までの彼女とは明らかに違う、微かに震える上擦った声での告白でした。
その声色が私の躊躇いを解き放ったのです。
貴婦人の指が絡む茎の先端から、透明な悦楽の粘液が次々と滴り落ち、彼女の指を濡れ光らせます。
貴子さんは、人差し指で亀頭の割れ目をなぞり、残りの指で茎を握りながら次第に動きを早めました。
沢田さんと由香里の嫉妬を駆り立てるように、滴を絡めた二本の指を開き、粘りの糸を弄びます。
薄暗い照明に反射する貴子さんの光る指先を、由香里は朦朧とした瞳で見つめていたのです。
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