2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

一夜妻 (11)

<前ページより>

貴子さんの顔からは、幾筋かの白い粘液が跡を描きながら、ゆっくりと頬をなぞります。
昨日までは触れることも出来なかった貴婦人の品のある顔立ちが、私の白濁色で彩られているのです。

他人の妻を一夜妻として独り占めした恍惚の感情と、満たされた支配欲を味わいながら、荒い呼吸が静まっていく彼女を見つめていました。



枕元のティッシュを取り、彼女の顔を濡らす私の証を拭き取りました。

お互いの目線が重なり合い、愛くるしい貴子さんの瞳に引く寄せられるように私は顔を近づけ、キスをしたのです。

「やっぱり… 川島さんは思っとおりの人だった…」

彼女の悪戯混じりの言葉に、思わず訳を聞き返しましたが、笑みを浮かべたまま答えてはくれませんでした。

彼女を抱き寄せ、お互い無言のまま仰向けになりベージュ色の天井を見つめていました。

「今頃… どうしてるのかな…」

彼女が小さく呟きました。
隣室の夫を想う言葉に不意の嫉妬が込み上げます。
でも、私自身も由香里のことを同じように想っていたのです。

由香里も、満ち足りた悦びの時を過ごしているのだろうか…
沢田さんの欲望を受け入れ、一夜の夫婦として深く結ばれているのだろうか…

「きっと、同じように…」

私の言葉に彼女も小さく頷いたのです。



ちょうどその時、部屋の電話が鳴りました。
沢田さんからに違いありません。わざと数コールの間を開けてから受話器を取りました。

「川島さん… 今から部屋に… こちらの部屋に来れますか… 奥様を… 奥様の姿を見てあげて下さい…」

電話での沢田さんの声は、懸命に何かを押し殺した… 悦楽の喘ぎを飲み込んだ声だったのです。

「判りました… 今から行きます…」

「私の部屋の鍵は… 貴子が… 貴子が持っています… そのまま入ってきて下さい…」

貴子さんは、電話のやり取りを全て察していました。
私と彼女は乱れた着衣をバスローブに着替えました。鏡の前で化粧と髪を整える貴子さんの横顔は、まるで次の淫らな時へと出かける美女の淫らさを漂わせます。

「行きましょう… 由香里さんも待ってるわ… 川島さんに自分の姿を見て欲しいって想いながら」

さっきまでの愛くるしい貴子さんの口元は、妖艶な娼婦の微笑みに変わっていたのです。

>> 欲望と官能のブログをもっと見る(FC2)
>> 男女の性に関するブログをもっと見る

コメントの投稿

非公開コメント

Page

姉妹ブログ
寝取られ、夫婦交換を通じて他人の妻と性の交わりを体験した時の様子を、他のブログにも書きました。
是非、このブログと併せてお読み下さい。


妻が淫らに染まる時


愛する妻を他人へ


一夜妻への想い


妻を愛した少年



妻 由香里について
私の妻、由香里について、下のリンク先で紹介します。

最新記事
【記事の順序について】 このブログは、古い記事から順に並んでいます。 最新の記事は最後のページにあります。

カテゴリ
I2I フリーリンク
スマートフォンから
下のQRコードを、スマートフォンやモバイル端末のバーコードリーダから読み込ませると、このブログを表示させることが出来ます
QR
プロフィール

川島ゆきひと

Author:川島ゆきひと
東京都内に住む30代の会社員です。

数年前に、ある方と知りあったことをきっかけに、寝取られと夫婦交換の世界を体験しました。

それ以来、愛する妻が他人に抱かれ、相手の望みを受け入れる姿の虜になってしまったのです。

そんな私の想いを、エッセィとしてこのブログに書き綴ります。

私の詳しいプロフィールについては、こちらをどうぞ







私が夫婦交換を体験するまでの経緯や様々な出来事を他のブログにも書いています。
是非、併せてお読みください。

体験と願望の掲示板
あなたの性体験、心の奥に秘めた願望や性癖、夫婦や恋人同士での人に言えない行為を教えてください。


体験と願望の告白 掲示板

人妻ブログ集

欲望と官能のブログ集


アダルトブログ
相互リンク

相互リンクの御申し込みは、
こちらから


人妻官能小説 蕩蕩


淫らな楽園


変態小説


寝取られ体験談アンテナ
リンク
メール
「川島 ゆきひと」宛
ゆきひと宛のメール送信フォーム
Counter
Visitor
ブログランキング

欲望と官能のブログ集


アダルトブログ
RSSリンクの表示
広告エリア