<前ページより>
貴子さんと私は体を寄せたまま、廊下の突き当たりにある部屋の鍵を開けました。
私と彼女は、静寂に包まれたこの空間の中で一夜の夫婦となるのです。
貴子さんと出会った日から、どれほどこの時を待ち焦がれたことか…
彼女から受け取った上着をハンガーにかけ、私もネクタイを外しました。
先程の駐車場での出来事が私の欲望を煽り立て、体裁だけの理性を打ち崩します。
貴子さんの腰に両手をまわし、力強く抱き寄せたままベットに倒れ込みました。
美しく輪郭の整った顔立ちと瞳…
ブラウスの胸元から漂う淡く甘い香り…
引き締まったウエストから下半身へと続く艶めかしい体の線…
そのどれもが眩しく美しい人妻の魅力を醸し出し、欲望に満ちた胸の奥を高鳴らせます。
息を荒げたまま彼女に口を重ね、堪えを失った舌先を中へ押し込みました。
貴子さんの生暖かい口内を弄び、唾液で包まれた彼女の舌に絡ませながら、蝋が溶け合うようにお互いを抱き締めたのです。
「さっきは途中で止めたけど… ずっと続きを欲しがってたんでしょ…」
彼女が浮かべる妖艶な笑みが、衝動に突き動かされるままの私に焦りを誘います。既にスラックスの中は肉茎の強張りで膨らみ、貴子さんの柔肌を求めて淫らなカウパー液を滴らせているのです。
「川島さんのあそこ… ゆっくり時間をかけて見てみたいな…」
彼女は私の前にひざまずき、甘えるような声で囁きます。
私の頭の中は真っ白になり、その言葉に誘われるように、貴子さんの目の前でスラックスとパンツを引き下ろしたのです。
しゃがんだ彼女の顔の前で、抑えを失った勃起が弾けたように突き立てられました。
「ああ… 凄い… こんなに深く先が割れてる…」
貴子さんは指先で亀頭をなぞり、滴る透明な粘液を指先で弄びます。
「この勃起で奥様を… 由香里さんを毎晩愛しているのね… 羨ましい」
美しい指先が茎を包み、ゆっくりと前後に動きます。次第に息を荒げ、本能的に腰を震わせる私の姿を、貴子さんは慈しむような眼差しで見つめてくれたのです。
「この棒で私を奥様のように愛してね…」
茎に指を添えて持ち上げ、その裏側に頬ずりしながら妖艶な言葉で私の心を掻き乱します。
「あたたかい…」
彼女は私の茎の震えを頬で感じながら、甘いささやきを続けます。
そして唇を亀頭に押し当てると、ゆっくりと根元までをその奥に含んだのです。
柔らかで温かな貴子さんの口内の感触が茎を包み込みます。
他人の妻… 沢田さんの奥様の舌と喉を勃起で味わいながら、私はまるで少年のような喘ぎの声を漏らしてしまったのです。
<次ページへ>
>> 欲望と官能のブログをもっと見る(FC2)>> 男女の性に関するブログをもっと見る