<前ページより>
私はマットの上に少年が残した避妊具を手に取り、妻の前に差し出しました。
「由香里… 彼はこんなに由香里に夢中になったんだよ…」
私はそれを妻の胸に近づけ、中の液を上から乳房に垂らしたのです。淡いピンク色の膜の中で、生暖かい純白の精液がゆっくりと流れます。
乳房に幾筋もの線を描きながら、少年の白濁液が妻の肌を撫でるように滴る光景に、私は恍惚の味わいを感じました。
精の淡い香りの中で、他人が妻と結ばれた証に激しい妬みを抱きながら、私の肉茎は淫らな肌を求めて亀頭をもたげます。
他人に渡してしまった由香里を取り返したい…
自分自身の精で由香里を汚し、少年の痕跡を消し去りたい…
妻の体を少年に与えておきながら、身勝手な欲の虜になった夫の願いを彼女は受け入れてくれました。
私は跪いた妻の前に立ち、上擦った肉茎を彼女に突き出したのです。
亀頭の輪郭を妻の指がなぞります。先端の割れ目から滴る雫が指先を濡らし、潤いを増しながら恍惚の極みへと導くようでした。
愛する妻が他人と交わる姿の虜になってしまった夫…
そんな夫を、妻の指が慈しんでくれるのです。
私を見上げる妻の口元に、微かな笑みが浮かびました。
まるで私の願いの全てを見通したかのような、妖艶で淫靡な笑みでした。
妻は乳房に糸を引くように垂れた少年の精液を指先で拭い、その粘りに浸った五本の指で私の肉茎を包んだのです。
真綿のように柔らかで温かい、決して味わってはならない禁断のぬめりが、張り裂ける程に硬直した茎の欲を弄ぶかのようです。
由香里… 誰かにそんなことを教えてもらったのか…
私以外の誰かが… 由香里をこんなに淫らにしたのか…
私の肉棒と、白濁の液に包まれた妻の指先は、やがて溶け合うように一つになりました。
彼女は私の射精が間もないことを察すると、勃起の先端を乳房に向け、指の動きを早めたのです。
「あなた… たくさん出して…」
妻の誘いの声が遠くから聞こえるようです。
堪えようのない快楽に身悶えながら、亀頭を乳房に押し付けました。
その瞬間、体の奥で行き場を求めていた妻への欲望が、連なった精の飛沫となって彼女に浴びせられたのです。
脈のように痙攣しながら、込み上げるままに妻の肌へ… それはまるで、妻の乳房から垂れ下がる少年の白い精の跡を、夫である私の証で塗りつぶすかのようでした。
他人… それも10才以上も年下の欲望を満たしたばかりの妻の姿は、私が今まで密かに恋い焦がれた理想そのものだったのです。
<終わり>
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